裏スキ有りのハマグリ刃につきとても鋭利です。合わせも良く調整されており切刃の最先端のみが毛筋程の幅で受刃と接します。そのため購入当初は鋭利な刃先が受刃に押され切刃のオモテ(!)に僅かなカエリが生じる程です。<br>このまま太枝や硬枝をガンガン切ると刃先を痛めてしまい本来の切れ味を長く保つことが出来ません。よって最初は馴らしが必須です。<br>最初は芽切り専用から始め柔らかめの細枝を沢山切るか、刃型を崩さぬようラッピングストン等で慎重に切刃表のカエリを取る(※切刃裏と受刃には一切手をつけないこと)等、馴らし運転も愉しみとして愛用品を育てましょう。刃表のカエリが取れ、刃裏の刃当幅が毛筋一本からコンマ５ミリ程度に成長したら本領発揮です。<br>これまで剪定時に慣れ親しんできたあの「パッチン」という音と手応えは、せん断の最後に枝を引きちぎる際のものであって本品のような切れる剪定鋏はそんな音はしません。サクっという心地よい手応えとシャコっという合わせの擦過音のみでスッパリと美しい切断面を得られます。<br>